卒酒ブログ

17年間お酒に溺れた男の物語

ストレスフリーな人生を求めて

会社を退職して4年程、派遣社員を続けて来た。

 

派遣社員と言っても都会でのオフィスワークではなくリゾートホテル専門の派遣スタッフとして数ヶ月の契約で各地を回る生活をしてきた。

 

北海道、長野、山梨、群馬、千葉、静岡と

色々な街で働き、その間の移動でも様々な

場所に立ち寄り日本列島の半分は愛車の

AZ-ワゴンで旅をする事ができた。

 

会社員時代の安定や仕事のやり甲斐は半減したものの、移動をしてる時の解放感は自由な人生を生きて行きたいと言う気持ちを強めた。

 

派遣先では、かなりの確率で現場の正社員が

派遣スタッフを見下す傾向があり、中には

挨拶しても無視、仕事上でのやり取りで

話しかけても無視するアホもいた。

 

4年も続けていると段々と派遣会社から

派遣先の説明を受けている段階で何となく

そこの職場の良し悪しが分かるようになってきた。

 

だいたい、割と会社がデカくて全国展開していて新卒者を大勢採用してるところは派遣スタッフも多いが社員と派遣の線引きがされていて

見下す連中も多かった。

 

こういう会社に入った新卒者は1〜2年で辞めて行き、入れ替わりが激しかった。

 

上司へのゴマすりが忙しい女の子や口の利き方

や、挨拶が出来ない社員との遭遇率が高かった。

 

後は老舗旅館や家族経営の会社も風通しが悪いところが多く、大きなホテルとは違って人の

入れ替わりがなく地元の人たちで固められ

そこに派遣されると馴染むのに大変だった。

 

昨今の人手不足で地元の求人誌では人が集まらず、派遣スタッフに頼らなければならない状況になっているが、その派遣スタッフの使い方を

分からない現場も数多くあり、初めて派遣を

雇う現場にも何度かあたり、悪戦苦闘したのを覚えてる。

 

逆に中途採用で入って来た人たちが大半の職場もあり、そういう会社は働きやすい所が多い。

 

その理由として社会に出てある程度人生経験を積んで失敗や挫折を味わった人たちが、

もう一度、過去を踏まえて転職してきてる

事が大きいと思う。

 

そして、家庭を持ち趣味を持ち仕事以外の

楽しみや生きがいを持ってる人たちが多かったのも理由の1つだと思う。

 

あくまでも私個人の見解であるが4年間見てきて肌で実際感じてこの様な統計になった。

 

私自身、会社員時代は出世したいとか

会社に貢献したいとか思っていたが、その感情はなくなってしまった。

 

今は、日々の仕事をミスなく丁寧にスマートに

やって行こうと思っている。

 

合わない人間に無理に合わす必要もないし

会社ばかりの人生ではないと思う。

 

酒に溺れる人間は仕事ではバカ真面目な人が

よくいる。

 

いったん立ち止まって人生を考える時間や、

働き方を考える時間が必要だと思う。

 

会社の評価や人の目を気にして生きていると、

世間が本当に狭くなる。

 

私もお酒や今後の人生を考えた上で大分、

人生観が変わった。

 

もう酒浸りで朝から晩まで酔っ払ってたり

仕事の人間関係に振り回されて、自分の

人生をコントロール出来ないのはウンザリだ。

 

酒さえなければ180°人生が変わる。

この先の人生はお酒のない清々しい毎日を

過ごしていきたい。

 

ストレスフリーな生き方をしたい。